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マイスリーパーマンまたはレミング(ベランダに突進)


マイスリーを、何度か試したことがある。
初めは全く効かなかった。当時はハルシオン銀(トリアゾラム)いくつかと、たまにフルニトラゼパム2mg×2
という処方だった。貰い物のマイスリーはぜんぜん効かなかった。


あらためて何年か後に飲んだことがあり、そのとき、後で考えるとぞっとするような状態になったことがあるので、それについて記しておく。


当時は弱い眠剤しか手に入らず、それで何とかしのいでいたのだが、あるとき、東南アジア土産の(謎)マイスリーを貰った。


寝る前にグラス一杯のシャンパンを飲み、その後に マイスリーを飲んだ。
そろそろベッドに行こうと立ち上がって歩き始めると、

なんだか急に多幸状態になり、ベランダに歩き寄ろうとしている自分がいた。

『かまいたちの夜』風。 向こうが海になっているガードレール」にもたれる男女のシルエット


 

飛べる!

浮ける!

爽快!










何故か急に、『飛べる』、というか『浮ける』という、妙な自信というか確信があって、そしてとても幸せなのだ。


そしてベランダに向かってしまう。
自動的に歩いていく。

普段の自分の思考とはぜんぜんかけ離れた、現実感の全くない、突拍子もない確信と、あたかも(哺乳綱ネズミ目キヌゲネズミ科ハタネズミ亜科の)レミングが崖に突進していくかのように、ベランダに吸い込まれるように歩いていく、という行動は、いまだに説明不能。




睡眠薬は、体が重くなる作用が先に来るものでなければ、自然でないし、かえって危険だと思っています。
















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