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『危険』なリタリンについて



人間世界の発展は、心身が受けるストレスを多様化させ、その結果、病気の種類も多様化する。
これはすべて公害病のようなものではないかと思う。


気力がないと、他人に対して非礼となるようなことしかできなくなってしまう。
つまり、コミュニケーション不能となる。そして、さらに外出が困難となる。非礼になることを恐れるのは日本人の特徴だ。
私の場合、言葉が全く出なくなってしまうことが十代の時から偶にある。
若い時のそれは一時的な症状であったが、今現在では、(薬がない時は)ほとんど全く外出ができない状態だ。


ところで、以前日本ではうつに苦しむ患者に覚醒作用のある薬『リタリン』を処方していたが、処方が中止になった。
リタリンについて書くことは、結構勇気のいることだと思う。
リタリンに対するイメージが、殆ど『乱用&依存性』一色となってしまったからである。
しかし、私はあえてこのイメージの悪い薬について書こうとおもう。
それがこの『不良患者』である私の使命であろう。ここは『危険』なジャパニーズのブログだよ♪ 言いたいことははっきり言うぞ♪




思うのだが、一体、乱用者がいるからといって、その薬が絶対に必要な人々を無視して、処方を中止して良いものだろうか。
はっきり言うが、乱用者がどうなっても、死んでも、おかしくなっても、そんなことはどうでも良い。
それこそ、自己責任というものではないのか。
乱用者の健康を優先し、その薬を必要とする人々を見殺しにする』、という、徹底的におかしな話である。


それにこの薬は、子供に処方されてきた薬である。 リタリンが危険な薬であれば、なぜ子供に処方できるのだ??
精神医学会は、狂っているのだ。多分、リタリンの飲み過ぎだろう!(皮肉)
いや、危険な本物のドラッグのやり過ぎで、こんなに邪悪になってしまったのだろう。(こちらの方は、本当かもしれない。)


人間なら誰しも心理に興味があり、現代では誰でも、人間心理について少しの知識は持っている。
それは自分自身を理解する、という目的よりも、他人をコントロールしたい、という欲望からの
ものだ。子供は親をコントロールするために、まず『泣き』、暴れる。

しかし、『他人を癒したい』といっている人が、後に『他人を陥れる』ようになる、というのが、実際のところなのではないだろうか??

この人間世界に、真の『博愛主義者』が、どれほど存在しているだろう?
こんな世界では、真の博愛主義者は、よほど頑丈な精神でもない限りは、それこそ精神病に罹ってしまうだろう。
それを回避した『元・博愛主義者』が、そのエネルギーの向かう方向を180度転換させて、邪悪なマニピュレーターに変身してしまうことも考えられる。

以前一ヶ月弱滞在していた病院で『恐れ』についての講釈があって、私は、世界一の馬鹿な偽善者どもを見物する心構えで、英語の通訳付きでその集まりに参加した。

私がこの国で、以前使ったこともなく、使いたくもない強烈な薬をいつも使われて酷い思いをしたが、それこそ彼らの言う『恐れ』からの行動ではないか。私は暴たことはなく、強い言葉で自分の思いを伝えようとするだけである。それは、彼らにとって、許されないことであるらしい。
彼らの耳は初めから塞がっているのである。私の見かけが彼らにとって、ガイジンだからである。何者かわからないガイジンである。たしかに私は普通の日本人ではない。日本人社会との関係もない。しかも、ものをはっきり言う。(日本生まれの日本人で、しかも頭はオールドファッションな部分があるほどだが。)ついでにうつで不眠である。『うるさい、日本人のくせに生意気な、病人』なのである。


『ガイジンだから』は単なる思い込みであろう、被害妄想だ(うつで被害妄想に陥る人は確かに多いのだし)、と、読者の方は思われるかもしれないが、とにかく、そうではない場合もある、ということだけは覚えておいていただきたい。
いままで行ったり住んだりしたどこの国でも、これほど強く疎外感を感じたことはない。道を聞いても教えてくれない&嘘を教える率が、今まででダントツの一位である。メキシコどころではない(メキシカンは、『知らない』ということを非礼だと思っているらしいので、これと関係ないが。ちなみにメキシコに行ったことはない。昔から旅人からよく聞くことであり、コミカルなので言ったまで。)
しかも、故意に嘘を教えている。私は外出可能なときは、いつも人に道を尋ねる。あまりに妙だったので、しまいには、これが故意であるのかどうかを確認するために尋ねていた。ここは小さな国で、その首都も小さい。現地人が知っていなければならない有名な場所を、その近くで、礼儀正しく尋ね続けたことがある。 その結果を言っているのだ。


『乱用、依存』を自分らのせいにされ、批判される『恐れ』から、リタリンのうつ患者への処方を中止したのではないのだろうか?
それとも、本当に、この、 子供に大量処方されている薬は、危険だとでも言うのだろうか??
狂った精神医学会が、多くの子供をどうにかしようとしているのだろうか?           

言っておくが、私は、アンチ精神医学のサイエントロジストなどではない。
カルト系は大嫌いである。
カルトは人心操作が仕事である。精神医学会がカルトと協力すれば、もうひとつの北朝鮮を作ることなど簡単にできるだろう。
しかし、博愛主義者の変化(へんげ)であるところのマッド・サイキアトリストが、履いて捨てるほど存在する現在、もうひとつの北朝鮮どころか、世界中を北朝鮮にすることだって、悪夢だけでは済まないかもしれない、とだけは言っておこう。



ところでリタリンの話に戻るが、以前、『子供に勉強させるためにリタリンを与えていた母親』という話を読んだことがあったと。(記憶が確かであれば)リタリンは覚醒作用があるので、勉強に向いているのかもしれない。
ADHDの落ち着きのない子供に与えると、落ち着いて座っていられるようになるというが、普通の子供に与えると、頭が冴えて、勉強でき、キビキビと動くことができるようになる、という薬だ。

もしかすると、この薬のうつへの適用を中止した原因、『恐れ』は、エネルギッシュな人間が増えることなのかもしれない。
または、この薬で遊んでいる乱用者たちが間違った方向にアグレッシヴになり、世の中がおかしくなることなのかもしれない。
しかし、うつの無気力状態で動けない人々を無視して放っておくことが間違っていることには変わりがない。
やはり、単純には語れない難しい問題だ。

しかし、最大の疑問は、この『危険な』薬が子供に大量に長期間処方され続けていると言う事実だろう。
私はまだ子供はいないが、女性であるから、実に気になる話なのである。

子供には与えず、無気力状態の大人のうつ病者に処方する、という方が納得が行く。
そんなに『危険』な薬ならば。















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